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私の温泉バイブル その弐 大河内正一教授『生きている温泉とは何か』



酸化、還元って、中学か高校でやりましたよね!

(記憶のかなたに…)

 

この本は、本当にわかりやすくまとめてくださっています

良い温泉を見分けていくためには、絶対に必要な要素だと思っています!

 

ただ、伝えるのが難しくてて

何度も人に伝えようと試みたのですが、

中々スッキリ!とした反応は得られたことがありません

 

この本は薄くて読みやすいので、温泉付きの家をお探しなほどの温泉好きな方は

ぜひ本も手元に置いてはいかがでしょうか

 

私は、温度計、PH測定器、残留塩素測定器、

そしてこのORP測定器(酸化還元電位測定器)の4つを持って

全国1000箇所ほど測定し、卒論にまとめました。

(教育系学部のクラシック音楽のゼミでしたが笑)

 

全裸で何やら怪しい機器を持った若者を温泉で見かけ、

ギョッとされた記憶のある方、申し訳ございません。笑

 

 

簡単に内容をまとめると、

 

【還元系】

温泉は湧き出た時は全て「還元系」にある

「還元系」は老化・酸化物質を取り去る効果=アンチエイジング効果がある

=これこそが温泉の本質と考える

 

【酸化系】

地上に湧き出て空気に触れた瞬間から、「酸化」が始まる

そこに、塩素系薬剤を投入すると

一気に「酸化系」に傾きます

それは、老化・活性酸素を促進してしまう

 

残念ながら

塩素消毒されている温泉は想像以上に多いのが現実です

それを見分けて、貴重な本物の『還元系』の温泉を守りたい

良さを伝えていきたいと思っております

 

 

余談ですが、草津の湯畑にある足湯でORPを測ったとき、

驚くほど数値が高かったのです!(数値が高い=酸化している)

塩素も入れていないし、湧き出たばかりのはず。

そんなわけない・・!と思い、湯畑の始発と終点で測定してみたところ

(すいません)

 

始発でははっきりと『還元系』を示しておりました。

 

これほどまでに一瞬のうちに酸化が進んでしまうとは、

驚きました。

 

草津温泉は、この凄まじい酸化スピードで人々の病を癒して

きたのだろうと思いました。

 

いくつかある共同浴場の中でも『煮川の湯』は名湯と言われているんです

誤解を恐れずにいうと、あまたある草津温泉の共同浴場の中で

はっきりと『還元性』が保たれていたのは

この『煮川の湯』だけでした。

 

原因は、草津の源泉温度の高さにあります。

特に酸化スピードの早い草津の湯は、適温まで冷ます間に

あっという間に酸化が進んでしまうんですね。

 

『煮川の湯』はたまたま、源泉温度が低く、

湧き出てからすぐに入浴できるため『還元系』が保たれていたようです。

 

誤解なきようにお伝えすると、特に『煮川の湯』が良い状態を保っていましたが、

他のお湯も塩素消毒が必要のないほどの酸性泉ですので消毒もされておらず

肌を老化させることはなく、私も草津温泉は大好きです!

(特に時間湯、滝のような汗が出て最高!)

 

以上です

 

極上のMy温泉でトド寝しよう。

湯治屋不動産の水品でした!